国内外から注目を浴びる十和田市現代美術館と、その周辺一帯で進むまちづくり計画「Arts Towada」。国際基準を念頭においた芸術活動推進・地域活性化に向け、開館から9年目を迎えた2016年にウェブサイトのリニューアルを手がけました。訪日観光客(インバウンド)向け対応も踏まえ、それまで一部のみに限られていたサイトを全面英語化。既存コンテンツを集約すると同時に、高解像度の画像・映像を含むリッチコンテンツを新たに加えるなど、広報体制の強化を図りました。
どの端末からでも綺麗に且つ簡単にサイトが見られるレスポンシブ・デザインを採用し、同館が持つソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS:Facebook、Instagram、Twitter等)アカウントへの直接的な導線もサイトのトップやフッター等に配置。SNSとの連動で、美術館の活動及びオンラインプレゼンスをより一層高めています。サイトの更新に当たっては、複数の人がどの端末からでも作業できるクラウド上のコンテンツ管理システム(CMS)を導入。実際の数字を見ても、サイトのリニューアル以降、ウエブサイトを訪れる新規ユーザーは日英共に増えており、情報発信の体制強化が成果を上げています。
首都圏で複数の飲食店を展開するエピエリに対しては、翻訳、通訳、ウェブデザインや、システム開発など幅広いお手伝いをしております。一緒に取り組みを始めて以降、その成長の規模に合わせてICTを使った店舗管理システムを構築し、情報インフラの強化に努めてきました。
エピエリでは以前、店舗の現場スタッフから経営陣への報告として紙ベースの日報をつけ、提出していました。日報とはいえ、記入はたいてい週1回ほどのペースで、売り上げや経費計算、スタッフの困りごと、取材の問い合わせなどを記していました。しかし、「去る者は日々に疎し」のことわざにあるように、検討が必要な事柄が抜け落ちてしまったり、いったん提出してしまうと、後から売り上げや経費に変更が生じても、日報を更新したり修正したりできなかったりと、使いづらさがありました。一方の経営側は、スタッフが質問を記入した日から1、2週間後にしか報告を受け取ることができず、現場とのコミュニケーションに隔たりがありました。
そこで、紙ベースだった現場と経営陣のやりとりをデジタル化し、自動通知されるように。シンプルな記入方法で、各店舗の情報を日報、月報、年報として、集計、統合できるようにもしました。いつでも質問したり、修正したりできるインターフェースを作ったことで、スタッフは自分の好きな時間に、どんなデバイスからでも報告を提出でき、編集も可能です。報告はすぐに経営陣に通知され、懸案事項については、リアルタイムで対応できます。
カスタム可能な在庫・財務管理システムを開発したことで、スタッフは、簡単な入力だけで、発注した材料と経費、残りの予算について常に把握できるように。自動的に請求書や在庫情報のレポートも作成されます。エピエリは、東京に拠点を置く米巨大IT企業の社員食堂・社内キオスクの管理・販売業務の委託も受けており、このシステムはそのまま採用されています。
数多くの食材を扱い、豊富なメニューを提供するエピエリ。外国からの来店客も増えるに連れて、翻訳の依頼も増えてきました。そこで単にメニューを訳するのではなく、エピエリで扱う食材や料理についてのオリジナルの日英辞書を開発。何千もの単語を収録し、今もなお追加中です!
クイーン&カンパニーが拠点を置く青森県内の地元企業も弊社のお客さまであり、ウェブサイトの作成などを通じてオンラインプレゼンスを高めるお手伝いをしています。目指すのは、ウェブサイトの訪問者・管理者双方にとって使いやすい仕組みを、確かな品質、手頃な価格で提供すること。お客さまは、建設資材の卸業、学習塾、おもちゃの輸入代理店など様々で、過去数年にわたり、ウェブサイトの開設・管理、オンラインストアの運営などにに携わっています。
弊社は、お客さまと真摯に向き合うことで事業への理解を深め、ウェブ上での展開を支援しています。弊社のサポートは、サイトを立ち上げて終わるのではなく、開設後は、お客さま自身がサイトの簡単なアップデートができるようお手伝いしています。ウェブ上での最大のアピール効果は、維持管理と思いやりのある扱いによって、発揮し続けられるのです。